預かり金って何?立替金・前受金・仮受金との違いは?
役員や従業員、取引先などの自社以外の人が本来は負担するべきお金を、支払期日になる前に、自社が預かったときに使う勘定科目です。
例としては、従業員などが本当は負担するべき社会保険料や源泉所得税を給与から引いた場合、また、取引先が負担しなければならない経費などを預かったという場合です。
預かり金のポイントとしては「本来は自社が負担するべきでないお金を自社が負担している」というところです。役員・従業員・取引先が負担するべきお金を、便宜上自社が支払ったパターンの時に使います。
預かり金・立替金・前受金・仮受金の違いは?
立替金は、役員などが負担するべきお金を先に支払い先へ払った場合に使う勘定科目で、後で役員などが払う分を先に預かった場合です。
前受金は、商品やサービスを提供するより前に代金の一部・全てを先に受け取った時に使う勘定科目で、提供した後に支払い義務がなく売上になります。
仮受金は、入金の際内容が不明の時に使う勘定科目で、確定された科目では無いため決算時期までに他の科目に振り分ける必要があります。
役員などが将来的に負担する為、負債にならないのでは?と思われがちですが、負担するべきものから預かってしまっているので自社の負債になります。
例えば、取引先から代金を預かったのに自社が提供サービス先に支払いをしていなければ、この代金の請求は取引先に行ってしまう訳です。そして取引先が提供サービス先に直接したとすると、預かっていた代金の返還を求められ、当然、自社は返還義務が生じます。
その為、自社が払うべきでは無い代金を預かっていたお金(預かり金)も負債として処理するのです。
また、預かり金の残高が決算時点で残っていた場合、内訳が不明であると来期以降の会計処理に影響が出ます。
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