プレゼンスキルを向上させましょう! プレゼン上達のための基本的なテクニックをご紹介します。
プレゼンテーションをする際は、必ず相手に何かしらの反応や行動を期待しています。しかし、相手に聞き流されたり無関心な態度をされたりすると、プレゼンテーションの意味が薄れてしまいますよね。ですから、最初に相手に何を期待しているのかを明確に伝えることが重要です。これは当たり前のことですが、実際には「とりあえず説明する」というスタンスでプレゼンをしてしまうことがよくあります。
例えば、「とりあえず当社の概要を説明します」とか、「とりあえず昨日の営業日報を報告します」といった具体性のないスタンスで始めてしまうと、相手は「なぜこの説明をしているのか?」というプレゼンテーションの目的が分からず、イライラしてしまうでしょう。プレゼンテーションをする際には、必ず相手に対してどんな行動を期待しているのかをよく考え、明確に伝えるようにしましょう。
例えば、「当社のサービスを選んでいただくために、これまでの実績を中心に概要をご紹介します」とか、「重要な顧客へのアプローチ方法についてご相談したく、昨日の営業日報を報告します」といった具体的な期待行動を明確にすることが大切です。
相手に対する期待行動が明確になったら、次は主張を論理的に構築する必要があります。
先ほどの例でいうと、「当社のサービスを選んでいただくために、これまでの実績を中心に概要をご紹介します」という主張を論理的に構築するには、最初に「最も重要な主張」を提示し、次にその主張を裏付ける「取引実績があります」「継続的な利用が続いています」「万全のサポート体制が整っています」といった具体的な内容を説明し、最後に詳細な情報を提供するという構成になります。主張を論理的に組み立てることができたら、次は「どのように相手に説明するか」というストーリーを考える必要があります。ストーリーの作り方は大きく「トップダウン型」と「ボトムアップ型」に分けられます。
「トップダウン型」とは、結論から始めて説明し、主張の根拠を簡潔に解説する方法です。この方法は、要点を効果的に伝えることができる利点がありますが、相手や状況によっては誤解を招く可能性もあるという難点があります。
例えば、「豊富な実績を誇る当社とぜひお取引いただきたい」というメッセージをトップダウン方式で伝える場合、以下のような構成になります。
- 当社には、大手・中小問わず多くの企業と取引実績があります。
- 当サービスは、多くの企業に5年以上継続して利用されています。
- 当社のサポート体制は万全です。
一方、「ボトムアップ型」とは、背景情報から始めて根拠を詳しく説明し、最後に結論を話す方法です。この方法は、詳細な説明ができる利点がありますが、相手や状況によっては最後まで聞いてもらえないという難点があります。
例えば、「当社は、大手・中小問わず多くの企業と取引し、取引顧客数はここ5年間で3倍に拡大しました。また、当サービスは、多くの企業に5年以上継続して利用され、契約の継続率は非常に高いです。さらに、当社には全国にサポート拠点網や24時間体制のコールセンターがあり、サービスのサポート体制は万全です。そのような実績を持つ当社とぜひお取引いただきたい」といった具体的な説明をすることができます。
以上がプレゼンスキルを向上させるための基本的なテクニックです。
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