チャットボットAPI連携の基本から応用まで
チャットボットは自動会話プログラムで、API連携により簡単に利用できます。シナリオ型と機械学習型の2種類があり、API連携は外部サービスと連携し、チャットボットを利用可能にします。
この記事では、チャットボットに関する基本的な概念から入り、その後、チャットボットのAPI連携について深く掘り下げて説明します。
チャットボットの概要
チャットボットは、自動会話プログラムの一種であり、主にテキストベースの対話を通じて、ロボットが自動的に質問に答えるものです。例えば、企業のウェブサイトでは、チャットボットが訪れたユーザーの疑問を解決し、資料請求やサービスの購入に誘導するサポートとして活用されています。これにより、オペレーターやサービス担当者の業務負担が軽減され、24時間いつでも利用可能な便利なツールとして広く知られています。チャットボットを導入する方法には、月額料金を支払って既存のチャットボットサービスを利用する、APIを活用する、チャットボット作成ツールを使用するなどがあります。
チャットボットの分類
チャットボットは大まかに「シナリオ型」と「機械学習型」の2種類に分けることができます。適切な選択を行うためには、導入の目的に合わせてこれらのタイプを検討することが重要です。
シナリオ型:
シナリオ型のチャットボットは、シンプルで低予算な導入が可能です。あらかじめ設定されたシナリオに基づいて回答を提示し、ユーザーは基本的にテキストを入力する必要がありません。特定のシナリオに従って設問と回答が繰り返されるため、柔軟な会話は難しいですが、「よくある質問」や「商品説明」などでの利用に適しています。これはルールベース型とも呼ばれます。
機械学習型: 機械学習型のチャットボットは、受けた質問の内容から学習し、運用するほどに回答の精度が向上します。複雑な質問にも対応でき、高度な問い合わせに対応する場面で役立ちますが、多くのデータと学習期間が必要です。
チャットボットのAPI連携とは?
チャットボットをAPIで連携させることで、自社のリソースを割かずに簡単にチャットボットを利用できます。まず初めに、「APIとは何か」を理解しておく必要があります。
APIは「A(アプリケーション)P(プログラミング)I(インターフェース)」の略であり、アプリやソフトウェアとプラットフォームをプログラミングで結ぶためのものです。所望のサービスと自社プラットフォームをAPIで連携すれば、手軽に必要な機能を実装できます。
例えば、自社のウェブサイトに会社の所在地の地図を表示させたい場合、地図を表示するプログラムを一から構築するのは複雑ですが、Googleが提供するGoogle Map APIを利用することで、簡単に地図を表示できます。さらに、カスタマイズが可能で、地図情報が変更されれば自動的に表示も変わります。
チャットボットAPIは、企業が提供するサービスのチャットボット機能と自社プラットフォームを連携させるものです。自社でチャットボットを開発する必要がなく、API連携により手軽にサービスを活用できます。連携後は、対応するチャットボットの種類に応じて、会話のパターンの組み込みや想定されるキーワードの設定など、幅広いカスタマイズが可能です。
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